仲田の英語学習記(1)
今日は英語の学習についてのお話しです。
自分の経験談なので、しかも20年くらい前の話なので、手法そのものは役に立たないかもしれません。ただ、学習者としての「姿勢」というか「精神性」のようなものは今も変わらないと思うので、そのあたりは参考になるかもしれません。
長くなるので、3回くらいに分けてお話しをしたいと思います。
正直に言うと、中高の時の英語学習については人に話せるようなものは特にありません。
得意な科目ではありましたが、中高の6年間で英検3級しか取得していないですし、今思うと本当に得意だったのかどうか怪しい限りです。
本格的に英語の学習を始めたのは20歳をこえてからです。とにかくアメリカに行きたい、アメリカで大学生をしたいという動機からでした。しかし、大学受験を終えて2年以上が経過しているし、恥ずかしながら大学の英語の単位も落としており大学4回生でも英語を履修しなければならないことが確定しているような状況でした。
当時仲が良かった友人と本屋で単語帳を購入し、毎日学習範囲を決め、どちらの正解数が多いかで昼ごはんをかけて始めたのが最初でした。非常にくだらないスタートでしたが、実はこの時に覚えた単語は後々までずっと覚えており、語彙力のベースになっています。この取り組み自体は、2ヶ月ほどしか続かなかったですが、一冊丸ごと覚えたように記憶しています。
リスニングの強化は、どうやって良いかさっぱり分かりませんでした。
今みたいにネットやアプリで学習できる環境もありませんでした。また、お金もなかったので気合を入れて購入した1500円くらいのTOEFLの問題集についているCDを聴くくらいがせいぜいでした。ちなみに、問題集付属のCDは半年くらいかけて放送内容を覚えるくらい聴きました。これはストイックに取り組んだというより、惰性で流してスクリプトを読んでいるうちに覚えたというほうが正確で、あまりリスニング力が向上した感覚はありませんでした。
当時、映画が好きでNHK-BSでやっているクラシック映画や1970年代、1980年代の映画を、よくVHSのビデオテープに録画していました。それを利用することにしました。ブラウン管の画面の下に出てくる字幕の部分を紙で隠して映画を見るという方法です。
一番聞き取りやすいのはクラシック映画でした。1940年代の映画ですが「カサブランカ」はビデオテープが劣化して見られなくなるまで見ていました。たぶん200回以上は見ていると思います。今思うと、えらい古臭い表現のオンパレードでしたが、ほぼほぼセリフは覚えられるくらいでした。あとよく見たのが、ヒッチコック監督のシリーズ、ウディアレン監督の初期作品諸々、ゴッドファーザー、タクシードライバーなどです。
これは効果があったのでしょうか?
ある程度のベースはできたような気がしますが、当時はかなり自信を持っていたように記憶しています。ただ、のちにアメリカに渡ってすぐ、その自信は木っ端微塵に打ち砕かれてしまします。そうなることは、薄々分かっていたように思いますが、あまりの無力さに結構ショックでした。
リーディングの勉強は、とにかく本や雑誌を読むことでした。
背伸びをして「TIME誌」を買って1ヶ月くらいかけて読んでいました、週刊誌なのに。知らない単語しか出てこないので、記事の内容はほぼほぼ入ってきませんでした。とりあえず、出てきた単語をノートに書いて、単語帳を作っていました。収集癖のある自分としては、冊数が増えていくのが楽しかったです。この繰り返しで、一冊読むのに1ヶ月くらいかかりました。あと、大学がキリスト教系でしたので聖書を英語で読む授業がありました。そのため、英語版の新約聖書が手元にあり、それも読んでいました。かっちりした語彙はもしかすると聖書から学んだものが多いのかもしれません。
とにかく、この3本立てでTOEFLに臨んでいったのです。
次回は、TOEFL(PBT)を受けてヤられてしまうところから、アメリカの大学に合格するところまでのお話しをしたいと思います。