学びの記録は、誰のもの? ― エピスが「ミントサイト」をつくった理由
こんにちは。教室長の山家です。
最近、企業や行政機関がサイバー攻撃を受け、大量の個人情報が流出したというニュースをよく目にします。10月7日には個人情報保護委員会も、大規模な漏えい事案を受けて注意喚起を出しました。こうしたニュースを見ながら、私は「情報を守る」とはどういうことなのかを考えるようになりました。
そしてこの問いは、私が 「エピスミントサイト」 をつくろうと思った理由にもつながっています。
Part 1 「守る」だけで、本当に十分なのか?
「個人情報」と聞くと、氏名、住所、電話番号、クレジットカード情報などを思い浮かべる方が多いと思います。もちろん、どれもしっかり守らなければならない情報です。でも、教育の現場にはもう一つ大切な情報があります。それは、その子がこれまで何を学んできたのかという記録です。
どんなことに興味を持ったのか
どんな作品をつくり、どんな資格を取ったのか
どんな失敗をして、そこから何を学んだのか
こうした一つひとつも、その子にとってかけがえのない「学びの記録」です。私は、これも守られるべき大切な情報だと考えています。
Part 2 子どもたちの「学び」は、誰のものなのか?
では、その学びの記録は誰のものでしょうか。学校でしょうか。塾でしょうか。それとも企業でしょうか。
私は、「その子自身のもの」 だと考えています。
ところが今は、成績は学校に、資格は各団体に、作品は本人のパソコンに……と、一人の学びがあちこちに分かれて保存されています。
そこで考えたのが、ミントサイトです。エピスで「挑戦したこと」「つくったもの」を、NFTやSBTという技術で記録し、本人のポートフォリオとして持ってもらう仕組みです。目的は投資や売買ではありません。「これは、あなたが確かに取り組んだ学びです」 という証明を残すことです。
Part 3 学びを「持っていける」未来へ
情報漏洩を防ぐには、セキュリティ対策が欠かせません。でもこれからは、「その情報を誰が持っているのか」 も大切になると思っています。だからミントサイトでは、エピスが学びを管理するのではなく、生徒自身が自分の学びを持っていくという考え方を大切にしています。
私たちが目指すのは、Learning Ecosystem(学びの循環) です。
学ぶ → 挑戦する → つくる → 認めてもらう → 記録する → 次の学びへ
「学びは、その人自身のもの。」その当たり前をテクノロジーで実現することが、ミントサイトの原点です。